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当院の役割について【第4弾】
病院機能評価認定病院になりました

当院は平成28年2月23日、24日に病院機能評価Ver.3.1の審査を受け、平成28年6月3日に認定されました。
病院機能評価とは
我が国の病院を対象に、組織全体の運営管理及び提供される医療について、病院機能評価機構が中心的、科学的・専門的な見地から評価し、一定基準に達する病院を認定する仕組みになっています。国民が安全で安心な医療を受けられるよう、4つの評価対象領域(「患者中心の医療の推進」「良質な医療の実践1」「良質な医療の実践2」「理念達成に向けた組織運営」)から評価される評価項目を用いて、病院組織全体の運営管理及び提供される医療についての評価が行われます。全ての項目において評価が基準に達することで認定を受けることができます。各病院では取得に向け様々な努力を行うため「病院の質改善活動を支援するツール」と言われています。
認定病院は、地域に根ざし、安全・安心、信頼と納得の得られる医療サービスを提供すべく日常的に努力している病院と言えます。現在、全国の約3割の病院が病院機能評価を活用しています。
評価対象領域の構成
第1領域/患者中心の医療の推進:
(1)病院組織の基本的な姿勢
(2)患者の安全確保等に向けた病院組織の検討内容、意思決定
第2領域/良質な医療の実践1:
病院組織としての決定された事項の、診療・ケアにおける確実で安全な実践
第3領域/良質な医療の実践2:
確実で安全な診療・ケアを実践するうえで求められる機能の各部門における発揮
第4領域/理念達成に向けた組織運営:
良質な医療を実践するうえで基盤となる病院組織の運営・管理状況
評価判定について
評価対象である各項目の評点はS・A・B・Cの4段階で評価 されます。

※“A”のうち、非常に優れている場合“S”とする
(病院機能評価ガイドブック~病院機能評価ってなんだろう~第2版)
受審までの流れ
院内周知から約1年間かけて、各種マニュアル、資料、同意書等の整備を行い、受審に向けて様々な改善を行いました。
審査結果
S評価(秀でている) 3項目
A評価(適切に行われている) 75項目
B評価(一定の水準に達している) 10項目
C評価(一定の水準に達していない) 該当無し
S評価項目の内容
◎画像診断機能を適切に発揮している
◎救急医療機能を適切に発揮している
◎病院管理者・幹部は病院運営にリーダーシップを発揮している
評価項目88項目のうち、S評価3項目、A評価75項目、B評価10項目、C評価は該当無しという結果となりました。
特に「救急医療機能を適切に発揮している」という項目でS評価をいただいたことは、3次救急病院として日々の努力が認められた結果であり、非常に誇れるところでもあります。