SUBARU健康保険組合 太田記念病院

診療科紹介department

病理診断科

11月の外来診療担当表

全科の外来診療担当表はこちら

病理診断科紹介

病理診断科では患者さまを直接診察し治療をすることはありません。しかし診断と治療方針の決定に関わる重要な業務(組織診,細胞診,病理解剖)を行います。

組織診とは病変の一部を切り取り顕微鏡で拡大観察して病名を決める作業です。胃カメラや大腸内視鏡で粘膜をつまんで切り取り、良性・悪性の判断をするのがその一例です。原則的に悪性疾患で手術を行う際には病理での確定診断がついていることが前提となります。手術中に病名の確定や切り取る範囲の決定のために組織診を行うこともあります(術中迅速診)。手術後には、取り残しや病気の進行度などを調べて術後のフォローアップと追加治療の必要性を判断します。
細胞診とは痰や尿に含まれる細胞、あるいは病変部分をこすって細胞を採取し、良性・悪性の判定を行う作業です。体を傷つけることなく容易に採れるサンプルを用いて診断を行える利点があります。この検査は主に細胞検査士が担当し、悪性を疑う場合に病理医が最終判断を行います。
これらにより診断が確定し、後の治療方針が決定します。

病理診断科紹介

病理解剖とは治療の甲斐なく亡くなられた患者さまのご遺体をご遺族のご了解の上で解剖させていただくものです。生前の診断と治療が適切であったかどうかを確認し勉強させていただくために行います。亡くなられた患者さまにはあまりメリットはありませんが、当院の医療技術を向上させ次の患者さまの治療に生かすために大事な機会となります。患者さまの死因をご遺族に納得していただけるメリットもあります。
このほか、院内でCPC(臨床病理カンファランス)を通じて医師の生涯教育の一翼を担っています。

病理診断科は医療の質の向上にはなくてはならない科です。病理診断科のアクティビティの向上は、病院の質とアクティビティの向上に密接に関連しています。実際、特定機能病院や地域がん診療連携拠点病院の指定には病理診断科の設置が必須とされています。

当科では常勤病理医1名、非常勤病理医1名、常勤検査技師5名(うち細胞検査士3名)が業務にあたります。

下に過去5年間の当院での病理診断件数をお示しいたします。

過去7年間の当院での病理診断件数

特色

病理学はもともと基礎医学の1分野であり、当科部長は大学や研究所で四半世紀にわたり悪性腫瘍に関する基礎研究と病理診断を実践してきました。そのため分子生物学、薬理学にも知識と経験があり、分子標的治療の専門家でもあります。また大学病院と都内の基幹病院で10年近く内科の臨床経験があり、総合内科専門医,、消化器病専門医でもあります。主観的で職人芸的な病理診断を科学者の目で合理的に実践するとともに、臨床医の視点からも患者さまに正確で最適な診断を提供いたします。

担当医

  • 今井 康雄
    今井 康雄
    yasuo imai
    主任部長
    • 医学博士(東京大学)
    • 元獨協医科大学病理診断学主任教授
    • 日本病理学会病理専門医・指導医・学術評議員
    • 日本臨床細胞学会細胞診専門医
    • 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
    • 日本消化器病学会消化器病専門医
  • 杉原 志郎
    杉原 志郎
    shiro sugihara
    • 日本病理学会病理専門医・指導医・学術評議員
    • 日本臨床細胞学会細胞診専門医・評議員