Wide bipolarを使用したvoltage mapによる3次元不整脈基質の推定:虚血性心筋症例における検討
研究の目的・方法
本研究の目的はHDグリッドマッピングカテーテルを用いて、3次元の解剖学的および電気生理学的基質を解明するための新しいボルテージマッピング再構築法を提案するものです。カテーテルアブレーションの成功率を上げるためには洞調律中に不整脈基質を的確に同定する方法の発見が必要です。本研究はこの分野への大きな貢献につながり、心室頻拍に対するカテーテルアブレーション成功率上昇へ寄与できる可能性があります。
研究の対象
2018年8月1日~2025年3月31日の期間に当院で心室頻拍に対するアブレーションを施行した症例のうち、HDグリッドマッピングカテーテルを使用し、かつ心室頻拍が誘発された患者様。
研究の期間
研究の実施期間は2022年5月30日より2025年3月31日までを予定しています。
個人情報の保護
本研究では患者様の診療記録からデータ収集を行うため、患者様のプライバシー保護に最大限の注意をはらいます。研究成果や学会発表、論文への発表など個人を特定できないよう匿名化致します。
本研究にご自身のデータ使用を望まれない場合、研究対象といたしませんので患者様もしくは代理人の方よりお申し出ください。不使用を望まれた場合でも患者様に不利益が生ずる事は一切ございません。
お問合せ先
SUBARU健康保険組合 太田記念病院
循環器内科 主任部長 根本 尚彦
TEL 0276-55-2200
研究代表者:東邦大学医療センター 大橋病院
循環器内科 中村 啓二郎
以上