【泌尿器科】臨床研究に関する情報公開
第8回尿路結石症全国疫学調査
研究の目的
日本における尿路結石症の疫学調査は1955年から約10年ごとに過去7回実施されています。2005年の疫学調査までは、尿路結石の発生率は年々増加していましたが、2015年に実施された第7回疫学調査では増加傾向が横ばいとなっていることが報告されています。前回の調査から10年を経過し、2025年に第8回尿路結石症全国疫学調査を行い、この10年間の尿路結石症の発生率の変化を観察することを目的とします。日本全国の尿路結石症患者数・患者背景・臨床的特徴などの最新の情報を集計し、これからの尿路結石症診療に役立てることを目的とします。
研究の対象
2025年1月1日から2025年12月31日までに、第8回尿路結石症全国疫学調査(2025年)・総数調査参加施設で尿路結石症と診断された患者さんのうち、以下の条件を満たす方を対象としています。なお、担当医師の判断によっては参加できないこともあります。
主な参加条件
- 年齢が18歳以上の方
主な参加していただけない条件
- 2024年12月31日以前に尿路結石があり,移動なく,経過観察している方
- 年齢が18歳未満の方
協力をお願いする内容
日本人の尿路結石症罹患率を調査するために参加施設で尿路結石症と診断された患者数を性別、年齢別、部位別、結石既往歴(初発/再発)を後ろ向きに収集します。
この研究は、普段の診療で得られた上記の情報を研究のために解析してまとめるものです。研究のために、新たな検査等は行いません。ご自身またはご家族がこの研究の対象者にあたると思われる方でご質問がある場合、またはこの研究に診療の情報を使ってほしくないとのご意思がある場合は、遠慮なく下記の担当者までご連絡ください。お申し出以降は、その方の情報は本研究には利用せず、それ以前に本研究のために収集した情報があれば削除します。お申し出による不利益は一切ありません。ただし、すでに解析を終了している場合には、研究データから情報を削除できない場合がありますので、ご了承ください。
研究の期間
倫理審査承認日より2027年12月31日まで
個人情報の保護
お名前、住所、電話番号、カルテ番号等の個人を直接特定する情報は削除いたします。研究成果を学会や学術雑誌等で公表する際も個人が特定できる情報は利用いたしません。
お問合せ先
SUBARU健康保険組合 太田記念病院
泌尿器科 主任医長 栢野 想太郎
TEL 0276-55-2200