SUBARU健康保険組合 太田記念病院

【救急科】臨床研究に関する情報公開research

【救急科】臨床研究に関する情報公開

ペクチン含有消化態栄養剤を使用して下痢が改善した2例

研究の目的

重症患者は下痢のリスク因子を複数有していることが多いと言われています。中でも抗菌薬使用による菌交代現象に伴う下痢や腸管粘膜の透過性が亢進することによる下痢の発症頻度は高いことが知られています。日本版重症患者の栄養療法ガイドライン2024では食物繊維などのプレバイオティクスの投与を強く推奨すると改訂されました。当院ではガイドラインの改訂を受けて下痢の対策・予防としてプレバイオティクスを積極的に取り入れていく試みを行っています。今回、重症患者の下痢の対策・予防としてプレバイオティクスであるペクチンを含有した消化態栄養剤(ハイネックス®リニュート)を投与して下痢が改善した2症例を経験したため報告させていただきます。

研究の対象

2024年4月21日から2024年11月1日の間に救命救急センターに入院し、経管栄養管理中に栄養剤ハイネックス®リニュートを使用した2名の患者様を対象とします。

協力をお願いする内容

本研究におきましては、対象となる患者様の医療情報(入院日、年齢、性別、身体状況、病名、栄養管理内容等)を参考に調査いたします。カルテを後方視的に確認して行なう研究であり、患者様に新たな負担をおかけする事はありません。

研究の期間

研究の実施期間は2025年7月25日より2026年2月12日までを予定しています。

個人情報の保護

本研究を実施するにあたり、研究対象者の個人情報保護について適応される法令・条例を遵守し、個人を特定できない形で行ないます。また、関係者は研究対象者の個人情報および個人情報保護に最大限配慮し、本研究を行なう上で知り得た個人情報を正当な理由なく漏らしません。関係者がその職を退いた後も同様とします。
今回のデータ使用について同意をいただけない場合には、遠慮無く下記連絡先までお問い合わせください。データの不使用を望まれた場合でもが患者様に不利益が生ずる事は一切ございません。

【お問合せ先】

SUBARU健康保険組合 太田記念病院
救急科 部長 櫻井 馨士
救急科    長谷川 竣哉
TEL 0276-55-2200

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