【小児科】臨床研究に関する情報公開
川崎病の急性期治療の有効性に関する多施設共同前向きコホート研究(PEACOCK)
研究の目的
川崎病は乳幼児に好発する原因不明の血管炎症候群です。特に冠動脈の炎症は拡大・瘤などの病変を起こし、巨大瘤に進展すると破裂や心筋梗塞から突然死をきたすこともあります。その発生数は増加し続けています。日本を始め先進国では,川崎病は小児の後天性心疾患の最大の原因となり、成人期の虚血性心疾患との関連も示唆されることから世界的な問題となっています。
本研究は、川崎病と診断された患者さんの臨床経過・検査値・治療内容を、どなたのデータか分からない状態で、担当医がREDCapというオンラインシステムに登録します。多施設で臨床的な情報を集積し、より良い治療法を検討していきます。
研究の対象
すべての川崎病の患者さんが対象です。
研究の期間
倫理承認日より2030年 6月30日までを予定しております。
協力をお願いする内容
主に利用するデータは、生年月日、性別、身長・体重、既往歴、川崎病の経過、発熱などの主要症状、血液検査、冠動脈病変などの心エコー検査(1年後まで)、標準治療であるアスピリン内服と免疫(ガンマ)グロブリン点滴静注の有無と反応性、追加治療の内容です。血液検査の一部は保存させていただき、関連する研究に使用することがあります。
血液検査の結果などから、免疫(ガンマ)グロブリン療法が効きにくいと予想される重症例には、川崎病急性期治療ガイドラインに則り、ステロイド等を併用しています。担当医による説明の後、使用に対して保護者の御同意が得られた場合は、その効果と安全性を調べる臨床研究も行っています。
個人情報の保護
本研究は、倫理指針や個人情報保護法に基づき、適切に実施します。実施前に倫理委員会の承認と研究機関の許可を得ています。試料や情報は匿名化し、厳重に管理します。個人情報が外部に漏れないよう、研究者間で暗号化したファイルのみをやり取りし、研究目的以外には使用しません。上記の研究に情報を利用することをご了承いただけない場合は、研究の問い合わせ先までご連絡ください。学会発表後や学会誌等に論文掲載された以降にお問い合わせいただいた場合は、データ除外のご要望にはお答えできかねる場合があります。
【お問い合わせ先】
SUBARU健康保険組合 太田記念病院
小児科 医師 堀 尚明
TEL:0276-55-2200




