【病理診断科】臨床研究に関する情報公開
内視鏡的に切除された有茎性早期大腸がんの腫瘍深達度判定法の検証
研究の目的
大腸がんは、粘膜に発生して、徐々に粘膜下層(SM)に浸潤していきます。病理診断における有茎性早期大腸がんの粘膜下層への浸潤(SM浸潤)距離の測定において、大腸癌取り扱い規約 第9版(2018年日本大腸癌研究会)に従い腫瘍深達度を決定する方法とHaggitt line(病変両側の立ち上がりを結んだ線)を超えて茎浸潤(stalk invasion)した場合のみSM浸潤とする方法とで比較し、患者予後推定および手術の適応に関して検討します。
研究の対象
2014年1月1日から2022年12月31日まで当院消化器内科で内視鏡的切除を受けた有茎性大腸腫瘍症例とします。
協力をお願いする内容
当院消化器内科で内視鏡的に切除された有茎性大腸腫瘍のうち、病理診断にて早期がんであることが確認された症例の追加結腸切除の有無とその結果、腫瘍再発などについて調査します。 研究結果は、研究対象者の個人情報が明らかにならないよう十分注意し、学会発表や学術雑誌上での公開を予定しています。
研究の期間
研究実施許可日から2025年3月31日まで
個人情報の保護
統計解析される情報は、匿名加工が行われたものになります。また、解析終了までのデータは研究用PCデータベースにて厳重に保存され管理されます。また解析終了後の匿名化データは、患者さん個人を特定できないように加工し管理され厳重に保管されます。
お問合せ先
SUBARU健康保険組合 太田記念病院
病理診断科 診療責任者 今井 康雄
TEL 0276-55-2200