【救急科】臨床研究に関する情報公開
重症患者における必要エネルギー量推算式の妥当性:間接熱量計との比較による検討
研究の目的
重症患者の栄養管理計画において消費エネルギーの測定は重要といわれています。消費エネルギー量の測定方法には間接熱量測定や各種推算式があり、当院では簡易式(25~35kcal/kg/日)やハリスベネディクトの計算式を用いて算出しています。しかし推算式を用いた必要エネルギー量の算出には実施者の裁量によるところがあり、精度にばらつきがあると言われています。本研究では間接熱量計を用いて消費エネルギー量を測定し、ハリスベネディクトの計算式や簡易式などの推算式よる必要エネルギー量算出値との比較を行なうことで、各種推算式の妥当性を検討しました。
研究の対象
2024年3月18日から2024年4月18日の間に救命救急センターに入院し、気管挿管・人工呼吸器管理を行ない、間接熱量測定を実施した患者様を対象とします。
協力をお願いする内容
本研究におきましては、対象となる患者様の医療情報(入院日、年齢、性別、身体状況、病名、人工呼吸器設定、間接熱量測定結果、栄養管理内容等)を参考に調査いたします。カルテを後方視的に確認して行なう研究であり、患者様に新たな負担をおかけする事はありません。
研究の期間
研究の実施期間は2025年7月25日より2026年2月12日までを予定しています。
個人情報の保護
本研究を実施するにあたり、研究対象者の個人情報保護について適応される法令・条例を遵守し、個人を特定できない形で行ないます。また、関係者は研究対象者の個人情報および個人情報保護に最大限配慮し、本研究を行なう上で知り得た個人情報を正当な理由なく漏らしません。関係者がその職を退いた後も同様とします。
今回のデータ使用について同意をいただけない場合には、遠慮無く下記連絡先までお問い合わせください。データの不使用を望まれた場合でも患者様に不利益が生ずる事は一切ございません。
【お問合せ先】
SUBARU健康保険組合 太田記念病院
救急科 部長 櫻井 馨士
栄養部 西原 美穂
TEL 0276-55-2200