【医療安全管理部】臨床研究に関する情報公開
カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症の治療抗菌薬と予後の相関解析への参加について
国立感染症研究所薬事耐性研究センターが実施する「研究課題名:カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症の治療抗菌薬と予後の相関解析」に参加し、医学的研究への貢献の一翼を担うため実施致します。
研究の目的
- 本研究では、感染症法に基づくカルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)感染症届出症例の臨床情報および分離菌株の薬剤感受性と薬剤耐性遺伝子の統合的解析を行い、我が国におけるCRE感染症の抗菌治療と臨床予後の相関を検証することで、近年新たに発売された抗菌薬の適正使用を踏まえた薬剤耐性菌感染症治療の最適化に必要な知見を得ることを目的とします。
- 感染症法に基づきカルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)感染症を保健所に届出された患者様の臨床情報や診療中に実施された細菌培養検査で検出された菌を、国立感染症研究所(所長 脇田隆字)薬剤耐性研究センターで解析します。
研究の対象
2019年1月以降に、当院おいてカルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)感染症と診断された方
協力をお願いする内容
- ①感染症発生動向調査の届出票に記載された情報
- 年齢・性別・症状・診断方法(分離検体情報を含む)・感染原因・感染経路・感染地域・診断年月日・感染と推定される年月日・発病年月日・死亡年月日
- ②臨床情報
- 年齢・性別・体重・腎機能・入院前の所在施設分類・基礎疾患、90日以内の入院歴/海外渡航歴/抗菌薬使用・免疫抑制剤使用歴・入院病名・CRE感染症診断名・デバイス留置および外科処置の有無・CRE検出日・陰性確認の有無・CRE検出検体採取日・CREに関する抗菌薬投与歴・重症度・ICU入室/気管挿管/緊急透析導入有無・転帰・入退院時のADL・死亡理由・退院先・経過など
- ③分離菌株
- 前項の①と②は既存の診療情報記録より取得いたします。③は診療過程で得られ、保存されていた菌株を使用します。
研究の期間
2024年4月22日から2025年3月31日
個人情報の保護
提供される際にすべて匿名化し、個人の特定はできません。
お問合せ先
SUBARU健康保険組合 太田記念病院
医療安全管理部 感染対策課長 山極 健秋
TEL 0276-55-2200