【脳神経内科】臨床研究に関する情報公開
急性期病院における生物学的製剤使用患者の感染症合併の特徴と治療経過
研究の目的
神経免疫疾患に対する生物学的製剤は高い治療効果を示す一方で、感染症リスクの上昇が懸念されています。感染臓器や起因微生物、治療内容、経過などは症例ごとの差異が大きく、さらに地域特性や医療機関の特性によっても影響を受ける可能性があります。
本研究では、三次救急病院である当院において、生物学的製剤を使用した神経免疫疾患患者様を対象に、感染症による入院の頻度および関連因子を後方視的に検討します。
研究の対象
対象は2021年7月から2025年10月までに当院脳神経内科を受診し重症筋無力症、視神経脊髄炎あるいは多発性硬化症と診断され生物学的製剤を使用し治療を受けた患者様です。
研究の期間
倫理承認日より2026年5月31日までを予定しております。
協力をお願いする内容
本調査の主な収集項目は以下のとおりです。
患者情報(性別・年齢など)
感染症情報(微生物検出器官や起因微生物、使用抗菌薬、抗菌薬使用期間)
その他治療内容、経過などの診療情報
カルテを後方視的に調査する研究であり、患者様に新たな負担をおかけすることはありません。
個人情報の保護
この研究にご参加いただいた場合、患者様から提供された診療情報などのこの研究に関するデータは、すぐには個人を特定できない形式に記号化した番号により管理されます。
この研究から得られた結果が、学会や医学雑誌などで公表されることはあります。このような場合にも、患者様のお名前など個人情報に関することは含まない形で公表されます。
また、今回のデータ使用について同意をいただけない場合には、いつでも構いませんので下記まで連絡ください。その場合でも今後の治療などに影響することはございません。
しかし学会発表後や学会誌等に論文掲載された以降にお問い合わせいただいた場合は、データ除外のご要望にはお答えできかねる場合があります。
【お問合せ先】
SUBARU健康保険組合 太田記念病院
脳神経内科 医師 黒澤 亮二
TEL:0276-55-2200




