7月の外来診療担当表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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予約者のみ | 仲尾13:30 ~15:00 レーザー・顔面神経麻痺 |
貴志第2週 | ||||
谷第4週 | ||||||
午前 | 仲尾 | 仲尾 |
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辻田 | 伊藤 |
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午後 | フットウェア外来第1.3週 予約者のみ |
辻田13:30 ~15:00 |
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伊藤13:30 ~15:00 |
形成外科紹介
当科にて取り扱う疾患は、腫瘍切除後の再建のような大きな手術から、眼瞼下垂といった日常生活に密着したものまで幅広いものです。
たとえば
- 顔面神経麻痺
- 組織欠損の修復、再建外科
- 良性、悪性にかかわらず、腫瘍切除後の再建
- 外傷による組織欠損、創傷治癒の遷延
- 先天的、後天的な形態や機能の修正 多指症、耳の変形 腹壁瘢痕ヘルニア、眼瞼下垂など
- 顔面骨骨折、切創や挫創等の外傷
- 外科的加療を要する可能性のある皮膚、体表の疾患
- 皮膚腫瘍
- 皮膚潰瘍、膿瘍
- ケロイド
- 瘢痕拘縮
- 虚血肢
特に体表面のトラブルについてはなんでも御相談下さい。

顔面神経麻痺外来
顔面神経麻痺の後遺症は眼瞼下垂、顔面拘縮(表情筋の強張り、つっぱり感)、涙が出る、目が閉じない、口が閉じない、うまく笑えない、唇が左右非対称、病的共同運動(目と口が同時に動いてしまう症状)など多岐に渡り、患者さんの生活の質を著しく低下させてしまいます。
我々はこのような後遺症に対しての専門治療を行っております。

目の開きに左右差がある(眼瞼下垂)場合に眉毛の上の皮膚を1cm程度切除し、眉毛を吊り上げることにより左右差を調整します。
神経の過誤支配により顔面拘縮(表情筋の強張り、つっぱり感、涙が出る)が起きている場合は、表情筋の一部を切除することで柔らかな表情を取り戻します。傷跡はシワの方向に合わせるためほとんど目立ちません。
目が閉じない・涙が出る・口が閉じにくい・うまく笑えない・口唇の左右非対称などの症状がある場合は、太ももに筋膜を適切な位置に移植することで症状を改善させることができます。また太ももの筋膜は採取したとしても後遺症はありません。
目と口が同時に動いてしまうという症状に悩まされている方は上記手術を行います。目の神経と口の神経が途中で混線していることが原因とされているので、混線している部分の神経を切除するという方法です。
上記症状があるものの手術に抵抗がある方にはまずボツリヌス毒素注射をおすすめします。不自然な動きや拘縮が起きている筋肉に直接注入することで、筋肉の動きを和らげて症状を改善させます。ただし効果は6か月程度ですので、定期的に通院いただき注射治療を継続していただく必要があります。
軽度なつっぱり感や筋痙攣にはマッサージやストレッチ、温熱療法、バイオフィードバックなど必要に応じてご説明いたします。
顔面のゆがみや異常な動きなど何かお困りのことがありましたら、是非当科までご相談ください。
担当医
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仲尾 航kou nakao
- 形成外科専門医
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辻田 真秀masyu tujita
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伊藤 大喜daiki ito