2015年に公立館林厚生病院に赴任し、心不全や急性心筋梗塞など入院を要する重症の患者さんを中心に診療して参りましたが、もっと症状の軽い段階で診療させていただく事ができていれば…。あるいは日頃からの慢性疾患の管理やワクチン接種によって予防できていれば…。患者さんがあれほどまでに辛い思いをせずに済んだのではないか、という思いが常につきまとっていました。どんな病気も最初は軽症で始まり、放っておけば重症となりますが、そうなれば患者さんの身体的・精神的負担が大きくなります。こうした想いから、医師としての後半の人生は、私にとって第二の故郷となったこの邑楽館林地域に根ざし、地域の方々の健康を日常の中で支えていくことに力を注ごうと決意いたしました。高血圧、糖尿病、脂質異常症といった慢性的な病気を普段からしっかりと管理し重い病気に進展する事を出来るだけ未然に防ぐこと。もし患者さんが心不全や脳卒中など新しい病気を発症してしまっても出来るだけ早く発見し治療を始めるようにすること。 この2点を柱とする外来医療を通じて信頼される医院を目指して参ります。地域の皆様にとって安心して相談できる存在となれるようスタッフ一同が誠実に診療にあたってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。