SUBARU健康保険組合 太田記念病院

診療科・部署紹介department

臨床検査部

臨床検査部

臨床検査部では患者様から血液を採取する『外来採血業務』、患者様から採取した血液や尿・便・体液(髄液、胸水等)、組織等を検査材料として行う『検体検査業務』と心電図や脳波・超音波検査等患者様を直接検査する『生理機能検査業務』からなり、医師が患者様の状態を把握する為に必要な質の高い検査情報を提供しています。現在スタッフは総勢38名(医師2名、正規臨床検査技師27名、非常勤検査技師9名)で24時間対応しています。

目標及び方針

地域の基幹病院として医療安全を最優先し、患者様主体で臨床の要望に応え、質の高い臨床検査を行う。また、日本病理学会研修登録施設、日本臨床細胞学会施設認定病院、認定臨床微生物検査技師研修施設、群馬県臨床検査標準化施設、精度保証施設等の継続を行う。

取り組み

臨床検査部では質の高い検査結果を正確かつ迅速に報告できるように、最新の知識・技術の習得及び更なる専門性の高い資格取得に努めています。そして、当院を受診される患者様に安心・安全を提供でき、信頼され必要とされる臨床検査部を目指し、技師一丸となって業務に取り組んでいます。

業務の特色とモットー
  • 患者様の検査待ち時間の短縮、検査結果の迅速報告、異常値報告の対応等付加価値のある検査結果の提供
  • 病棟等での血液ガス装置及び血球計数装置の保守管理の実施
  • 輸血検査を含めた24時間緊急検査の充実
  • 特異性に優れる検査法の導入
  • 感染対策等社会的要請事項への迅速な対応(MRSA、多剤耐性菌、ベロトキシン、インフルエンザウイルス等)
  • 検査結果に基づいた診療支援(感染症患者の院内コンサルティング、抗菌薬の適正使用等)
  • チーム医療への参画(NST、褥瘡、AST等)
臨床検査部 専門資格取得状況
No. 専門資格名(国家資格及び認定資格等)
1 超音波検査士(消化器領域)
2 緊急臨床検査士
3 二級甲類臨床病理技術士(循環生理学)
4 臨地実習指導者
5 認定輸血検査技師
6 認定心電検査技師
7 JHRS認定心電図専門士
8 精度管理責任者
9 細胞検査士
10 国際細胞検査士
11 認定病理検査技師
12 二級臨床検査士(病理学)
13 有機溶剤作業主任者
14 糖尿病療養指導士
15 特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
16 第一種衛生管理者
17 POCT測定認定士
18 認定認知症領域検査技師

業務内容

外来採血業務

外来採血は臨床検査部が主体となっており、外来採血等の受付は、患者様が自動受付機に診察券を入れる受付と有人受付があり、受付した時点で自動的に氏名や検査内容が印字されたラベルが採血管に貼られ、採血管準備機からでてきます。採血者は、採血時に採血モニター内の患者様情報と採血管ラベル内容及び患者様に氏名を名乗って頂く等の確認後、速やかに患者様に不安等を与えず、痛みの低減等を心掛けながら採血業務を行っています。

外来採血業務 外来採血業務

検体検査業務

生化学・免疫検査

血液や尿などに含まれる様々な成分がどの位含まれているかを自動分析装置で測定します。
生化学検査では肝機能、腎機能、脂質、糖代謝、電解質、血中薬物濃度等を測定し、免疫検査ではウイルス肝炎、腫瘍マーカー、内分泌ホルモン等を測定しています。この検査結果は病気の原因や状態の判断に用いられます。

生化学・免疫検査 生化学・免疫検査
血液検査

血球計算

白血球数、赤血球数、血小板数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値等を自動分析機で測定します。貧血や感染の有無、出血傾向等がわかります。

白血球分類

白血球は好中球、リンパ球、好酸球、好塩基球、単球に分類されます。この分類比率は様々な疾患の病体把握に重要です。

凝固・線溶検査

血液中には血液を固まらせる成分と、一度固まった血液を溶かす成分があり、これらの働きを調べるのが凝固・線溶検査です。手術前や血液を固まりにくくする薬(ワーファリン、へパリン等)の服用コントロールの検査です。

凝固・線溶検査
輸血検査

血液型(ABO式・Rh式)や不規則抗体検査、交差適合試験など輸血関連の検査を実施しそのデータを管理しています。

・不規則抗体検査

輸血による溶血性副作用を防ぐために調べる検査です。

・交差適合試験

輸血前に患者様の血液と血液製剤とを試験管内で混合し適合であるかを調べます。
血液センターに血液製剤を発注し、その供給された血液製剤や患者様自身から採血された自己血の保管管理を行なっています。
3次救急指定病院として、緊急時に速やかに輸血治療ができる体制を整えています。

・交差適合試験
一般検査

“一般検査”という名称は、尿・体腔液・大便・分泌物等、血液・組織・剥離細胞を除く生体から得られる試料の定性・半定量検査、肉眼観察、顕微鏡的検査等の基本的臨床検査の総称です。

下記の1~4を主に行っています。

1.尿定性
尿色調・混濁・比重・蛋白・糖・潜血反応等、妊娠反応・乱用薬物スクリーニングテスト等

2.尿沈渣
尿中に排泄された有形成分を調べる検査

3.関節液中の結晶成分鑑別
結晶誘発性による関節炎と化膿性関節炎の診断を助ける鑑別

4.便潜血
便中ヘモグロビンを検出する

細菌検査

細菌検査室では、身体から採取された様々な材料から感染症の原因と考えられる細菌や真菌・ウィルスを検出するために塗抹検査・培養検査・薬剤感受性検査・遺伝子検査・抗原迅速検査等を行っています。連休も出勤体制をとり、検査が滞ることのないように対応しています。また感染制御チーム(ICT)、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)の一員として院内感染防止対策活動も行っています。

細菌検査 細菌検査
細菌検査 細菌検査 細菌検査
病理検査

病理検査は、組織診断、細胞診断、手術中迅速診断、病理解剖を主な業務としています。

組織診断

病変部の組織を採取し、良性・悪性の診断や病変の種類・程度などの診断を行います。
手術や内視鏡検査で採取した組織を、臨床検査技師が薄切・染色をして標本を作製します。病理医がその標本を顕微鏡で観察して、良性・悪性の診断や病変の性質、広がりなどを明らかにします。

細胞診断

痰や尿に含まれる細胞や病変部をこすって細胞を採取し標本を作製します。また病変部に針を刺して細胞を吸い取る穿刺吸引細胞診は各臓器でおこなわれています。採取された細胞から標本を作製し、学会認定の細胞検査士が無数の細胞の中からがん細胞を探し出します。最終診断は細胞診専門医と共に行います。がんの早期発見と正確な診断に貢献します。

大腸の組織標本(HE染色)

大腸の組織標本(HE染色)

子宮頚癌検診の細胞診標本(Pap染色)

子宮頚癌検診の細胞診標本(Pap染色)

生理機能検査業務

生理検査

検査担当者が患者さんに直接、接して行う検査です。

生理検査は、循環器に関するもの(心電図・他)、神経系に関するもの(脳波・筋電図・他)、呼吸器に関するもの(肺活量・他)、超音波を使用するもの(心臓エコー・腹部エコー・他)その他、ピロリ菌の検査、聴力検査などがあります。

生理検査

生理検査室では通常痛みを伴う検査はありません。

患者さんに安心して検査を受けていただけるように安全に配慮し、プライバシーを尊重し、より良い接遇と検査を目指しています。