急性静脈血栓症の重大な合併症である重症肺塞栓症の一次及び二次予防において、以前より臨床現場では下大静脈フィルター(以下IVCFという)はある一定の役割を果たしてきたと考えられています。しかしながら、回収可能型のIVCF導入以降、IVCF の使用頻度が増加する一方で、本来は回収すべきであったIVCF がそのまま放置され、それに伴う合併症が無視できないとの報告がなされるようになりました。
近年においてIVCF の適応やその回収の重要性が認識されはじめ、回収頻度は改善傾向に向かっていると想像されますが、いまだ本邦におけるまとまった統計が無いのが現状であります。そこで当院において使用されたIVCF の回収について調査報告することとなりました。対象となる患者様へご協力をお願いいたします。
本邦における下大静脈フィルターの留置および回収状況の把握と調査
当院で下大静脈フィルターの留置および回収を行った患者
2017年から2019年の3年間
取得された情報は、本研究以外目的には使用されない。また、本研究で得られた結果を公表する際においても、研究対象者の個人情報の保護を十分に配慮する。
SUBARU健康保険組合
太田記念病院 循環器内科 研究代表者:医師 安斎 均
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一般社団法人 Japan Endovascular Treatment Conference (JET)
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