SUBARU健康保険組合 太田記念病院

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シップを貼っても治らない腰痛・関節痛

「シップが効けば安心」…そう思われていませんか?
腰痛や関節痛などを始め痛みの症状がある時に湿布を貼る方も少なくないと思います。
この湿布ですが「効く痛み」があることをご存知でしょうか?

湿布について

湿布とは経皮吸収型の消炎鎮痛貼付剤のことで、痛みを鎮める・炎症を抑える有効成分を皮膚から吸収する薬のことをいいます。湿布は、貼付部分に直接消炎成分が浸透し数日~1週間程度で効果が見込めます。

湿布が効く痛み

身近なものでいうと筋肉痛(筋膜炎)があります。筋肉痛(筋膜炎)は、運動などで普段使わない筋肉を使ったり、同じ動作を繰り返したりすると、筋肉を構成している繊維(筋繊維)に細かな傷ができます。傷んだ箇所を修復する過程で炎症反応が生じて、筋肉痛が出現すると考えられています。

湿布が効く痛み

痛み止めの注意点

痛み止めの使用には注意が必要です。痛み止めは「消炎解熱鎮痛剤」という薬剤になります。湿布と同じ「消炎」と「鎮痛」2つの効果+「解熱」効果のある薬です。約30分で有効成分が効き始め。約2~3時間鎮痛効果が持続します。痛みが出たばかりの急性期には消炎作用も有効です。しかしながら、長期間の服用で胃粘粘膜障害や胃潰瘍のリスクがあります。胃粘膜障害がある人の約半数が無症状で高齢者では腎機能障害のリスクも高くなります。

痛み止めの注意点

腰痛を繰り返す原因

① 腰痛を繰り返す原因の中に腰椎椎間板症、すべり症という疾患があります。
体の支柱である脊椎のゆがみが原因で、腰を支える筋肉の痛みを繰り返してしまいます。進行すると、しびれ・坐骨神経痛のリスクもあります。治療では、ストレッチや筋力トレーニング、正しいコルセットの装着・腰部への負荷を減らす姿勢の指導を行います。
こういった痛みが再発する原因を根本的に治療することが大切です。

腰痛を繰り返す原因

② 近年新しい腰痛の原因「仙腸関節障害」
仙腸関節は骨盤より上にある上半身の重みを骨盤に伝える部分にあたるため、複数の靱帯によって非常に強く固められ、動きの少ない関節を言われています。中腰での作業や繰り返しの負荷など何かしらの原因で仙腸関節を損傷してしまうと仙腸関節周囲に痛みを認める場合があります。これが仙腸関節障害です。
仙腸関節障害の特徴は「姿勢によって痛みが出現する」「コルセットで痛みが良くならない」「レントゲン、CT、MRIの画像では判断がつかない」「腰椎疾患、関節疾患の合併もある」「変わった症状がある」…などです。
変わった症状-1-
「太もも、脛の内側の痛み・しびれ」「足全体ではなく、その一部分だけのまだらな痛み(太ももの外側は痛くないがお尻だけ痛い…等)」
変わった症状-2-
「お腹の痛み」
内科・外科・婦人科等の専門の診察で明らかな異常がなく、
(血液検査・CT等の画像でも正常)
仰向け、座る、立つ等の姿勢で下腹部の痛みがある方、腰痛や臀部痛を伴う下腹部痛がある方は仙腸関節障害の可能性があります。

近年新しい腰痛の原因「仙腸関節障害」

骨盤ベルトの注意点

一般的な幅の太いコルセットや固い素材のメッシュタイプのベルトは後巻きすると座れません。姿勢での痛みが思い当たる方はまず、入浴時以外は寝る時も含めいつも着けて頂くと2,3週間で痛みが良くなった方も大勢いらっしゃいます。ただし、重症例や他疾患の合併は改善しないので、必ず整形外科を受診しましょう。

骨盤ベルトの注意点

痛みが出たら・・・

痛みが出たら

整形外科の仕事

私たち整形外科の仕事は痛み止めや湿布を処方する事ではありません。
痛みのため歩けなくなると内科疾患や認知症の原因になりえます。患者様の痛みの原因を突き止め日常生活をいかに良くするかが私たちの仕事です。

整形外科の仕事

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